パニック障害でも母親に

パニック障害になった自分が母親になるまで

はじめに

結婚して2年

30代で結婚した自分とって、妊娠はずっと待ち望んでいたこと


周りのみんながどんどん母親になっていく

後から結婚した子が先に母親になっていく



焦って焦って焦って

仕事も家事もがんばって
子供もとっても望んでいて



結果、結婚して7ヶ月で身体を壊した





めまい、吐き気、だるさ、息苦しさ
頭痛、不眠、膨満感、不安感

そして、理由もなく涙が出てくる


かかりつけの医者でも
大きな病院での精密検査でも異常なし



人が少ない職場だったため
無理をしながらも通勤し続け

休職や退職を求め続けて2ヶ月経った頃
我慢していた糸が切れた



職場の同僚に
仮病、メンヘラ、サボりなどとネット上で陰口をたたかれたことが原因で呼吸困難になり


やっと、心療内科を受診した






血液検査や問診票、主治医との面談の結果

パニック障害である

と通告された




その頃にはもう仕事へ行けてなかったが
仮病だと思われ続けるのが嫌で
診断書を提出した

その後も陰口は続いたから意味はなかったが















逃げるように退職し

毎日をゆっくり過ごし

適度な運動と食事療法

あと、少しの薬




幸い、パニック障害の症状の大部分をしめる
パニック発作は数回しか起こらず


上記の身体的症状と

電車に乗れない
人混みに行けない
高いところが怖い
階段や側溝の上が怖い
買い物のレジに並べない
人と会うのが苦痛
音楽やテレビがうるさい

などの精神的症状




これくらいですんだ

















発症から1年5ヶ月


今は
電車にも乗れるし、少しなら人混みも大丈夫
買い物も階段も側溝も怖くない
音楽やテレビも大好きに戻った


残っていて不便を感じる症状は

視覚過敏
聴覚過敏
高いところが怖い
人混みに長時間いられない
夜間の車の運転ができない

これくらい



それ以外は普通の人と変わらない生活をしている







毎日

夫のお弁当を作って送り出し

掃除、洗濯と家事をし

月に1度
心療内科整骨院と皮膚科に通院し

晩御飯を作って夫を迎える




空いている時間は

昼寝をしたり
本を読んだり
スマホゲームをしたり

ストレスがかかることを一切避けて過ごしている





そんな生活を送らせてくれている夫に
心から感謝しているし深い愛情を感じる




優しい彼と結婚していなければ
穏やかに暮らすことはできなかっただろう













そんな愛する夫の子供を身籠った

結婚2年目の11月





これからの日々を綴っていく